Tuesday, August 16, 2016

疲労骨折 ~ 運動再開まで

 疲労骨折が悪化すると、自然治癒は難しく手術になる事もあるらしいが、私の場合は幸いそこまで悪くなってはいなかったのは、不幸中の幸いだったようです。ただ、10月から11月の間、恐らく既に疲労骨折していたであろう時期は、痛みはやや酷くなっていました。

 シンスプリントのうちは、基本的には体が温まって来ると痛みは和らいで走っている最中は特に問題があるわけではなかったのですが、これが走っていると徐々に痛みが酷くなって、病院に改めて行く直前は途中で走れなくなっている感じでした。その後は、しばらく痛みが残り、歩くだけでも酷くはなかったですが、痛みが残る様になり、普通の生活でも問題になりつつある感じでした。それでも、数日トレーニングを休むと痛みが引くのでつい、トレーニングを再開してしまったのですが、これが良くなかったようです。

 病院に行くと、まずは痛みが引くまで数週間(約4~6週間)は運動禁止。基本的に足を使う運動はしないように言われました。当然立って行う運動は全てだめで、基本的に腰を下ろした状態か寝ころんだ状態で行う筋トレや、腕でペダルを回すような器具での運動のみに制限されました。そして、日常生活でも歩くのを最小限にするように言われました。また靴もクッション性のない革靴などは避けて、クッション性のよい運動靴をできるだけ履くように言われました。

 数週間で痛みが引いてくると、ステーションバイクなど足に全体重をかけないような運動はしても良くなるので、ジムでステーションバイクを中心とした運動に切り替えました。ただ、週に70~80kmは走っていたのに比べると圧倒的に運動量が減ったのと、その前の運動の制限でかなり体力は落ちてしまいました。体重をかけられない期間がさらに数週間(これも約4~6週間)はステーションバイクだけで物足りない運動量でした。

 その後になって、ようやく衝撃のかからない(少ない)運動が許可される感じでした。基本的には、ステア―マスターと呼ばれる階段登りとEllipticalが中心で、一定のペース、インターバル、ランダムの負荷などバリエーションを変えて、心肺系のトレーニングを中心に行っていました。これは、数か月で、11月に疲労骨折と診断されてから、約半年は走る許可は出ませんでした。実際は4月の下旬になってようやく外を走る許可がでて、まずは2~3kmのジョギングから始めましたが、走力は相当落ちていて、対して走っていないにも関わらず、酷い筋肉痛になってしまいました。

 こうした走れるようになるまでの制限を考えると、悪くならないうちにトレーニングを見直した方が全体としては体力、走力を維持するには良い事は間違いありません。 シンスプリントになったら、少なくても毎日走るのは避けて、間に体がリカバリーする日を入れる事が疲労骨折を避ける意味では大事だと思います。特にある程度年齢が行っている場合、回復に時間がかかる事を認識する必要があると思います。確かに同じようなトレーニングでも若い頃は問題なかったのも事実ですが、体が同じであるという意識は余りなかったため、そのままトレーニングを見直さずに悪化させてしまったというのが大きいかと思いました。


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